適当に更新中、身内ネタ多。
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HN:
雅臣・虎太郎
性別:
男性
職業:
高校生
趣味:
ギター
自己紹介:
パンクロックバンドの
ボーカル兼ギタリストやってる。
幼なじみ曰く『優しいバカ』
一応、寺の一人息子だけど養子。
ボーカル兼ギタリストやってる。
幼なじみ曰く『優しいバカ』
一応、寺の一人息子だけど養子。
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【里栖→俺様→千夜呼 でリレー中】 「ほら、俺様って虐待されて育ったわけじゃんよ。 いつか・・結婚して子供で来たとき、同じことしちまうんじゃねーかなとか マジでちゃんと、正しく人の事を愛せんのかなとか、ふと思っちまうわけよ・・。」 雅臣で貰った親からの愛情は確かなもので、俺様の中にしっかり息づいてるけど ふとした時に、あのガキの頃の真っ黒な闇が襲ってくる。 消えないのはこの血、この身体中に流れるあのオンナと同じ血。 それが、怖かったんだ。 俺様と同じ闇を背負う人間を、今度は俺様自信がつくっちまう気がして・・・。 「おたんちーーーーーん!!」 話し終えたあとの沈黙を破ったのは、里栖のビンタだった。 「!!??」 「じゃあ、じゃあ!あたしやチャコちゃんやおじさんやおばさんへの愛情は 正しくないって言うんかい?!ニセモノだったんかい?!」 「いや、そういうわけじゃねーけどよ・・・。」 「虎ちゃんはちゃんと、ひとを愛せるひとだよ……虎ちゃんは、虎ちゃんは…!」 怒りながら、里栖が大粒の涙を流す。 あーーやべぇ、また里栖泣かせちまったよ俺様。 「悪ぃ、ごめんごめん。だから泣くなよ里栖、な?」 「うえぇぇええええん。」 珍しく里栖が俺様にしがみついてきたもんで、ちっと動揺。 俺様の胸で泣きじゃくる里栖に、一瞬どうしていいのか分からなくなった。 里栖は小さい、言ったら怒られっけど、子供みたいに。 だから子供みたいに泣きつかれて、俺様は解らなくなったんだ。 泣いてる子供には、どうすればいい? 『うるさい黙りな!嗚呼、あんたみたいなの産まなきゃ良かった!』 あのオンナの声が、台詞が頭の中を駆け巡った。 そう言われて殴られて、俺様は以降、泣けない体質になった。 雅臣家にきてから、多少は治ったけど。 泣いてる子供には、どうすればいい? どうするのが正解で、どうするのが間違いなんだ。 身体が固まって呆然としてしまう。 そんな情けない俺様を見ていた千夜呼が、やっと口を開いた。 続きは千夜呼にパス PR ※ Comment
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