◆ 押入れはピンク

千夜呼が元々住んでたボロアパートが直ったらしい。
これでどこで野宿してやがんだとか心配しなくて良くなったけど
スケルトンいなくなった部屋で一人ちゃんと暮らしていけんのかとか
今までみてぇにマメに俺様んとこに顔出すのかとか新たな心配が出来た。
・・家なんて直んなくてよかったんだよ、うちに住んじまえば良かったんだ。
だけどなんか”心配だ”って言うと誤魔化すし流すし
あんまり心配されんの好きじゃねぇみてーだから言わねぇ。
あいつはアレで根っこの部分は強い奴だと思ってるし。


とりあえず、合鍵くれって言ってみたら普通にくれた。
・・・・お前も俺様の事、家族だって思ってくれてんの？


家具ッつー家具なんてほとんどなくて、飾りっけもなんもねぇ、寂しい部屋だった。
カーテンねぇから、夕焼けで部屋が夕焼けで真っ赤。
ガタガタいうちゃぶ台の上に、牛乳ビンに活けた白い花が一輪。
慶オニイチャンと爺ちゃんとで撮った写真が一枚。
・・・・・・・そんだけ。

写真に写ってる千夜呼は、もうマジですんげぇいい顔してる。
多分この時だって、家族全員失って周囲からはきつく当たられて
闇はあったはずだけど、きっとこの二人がその闇を照らす光だったんだな。

お茶も出せなくてごめんなさいです、って言って微笑む千夜呼の顔は
笑ってたけどやっぱなんか違ってた。
この写真の顔、もうしてくれねぇかな、出来ねぇのかな・・・・。
って思いつつ顔じっと眺めてたら、千夜呼がぽつり呟いた。

「ダレの事、見てるの？」

さぁな、って茶を濁したけどあいつは気付いてるはず。



時々泊まりに来ていいかって聞いたら、いいですよって言われたから来る。
オヤジさんいねぇ時は里栖も連れて来ようと思う。
この部屋は寂し過ぎるぜ。
よし、今度ゲーセン行ってなんか可愛いぬいぐるみでも取ってきてやっか。
１個だと里栖がスネるから２個だな、うん。



そういや押入れにゃ何入ってんだろうと思って開けてみたら
馬面マスクがこっち向いて２頭並んでて、超目が合った。

俺様がもうちっと心臓弱かったらどうすんだ、殺す気か！！（がくがく
って説教しようと思ったら、師匠の押入れの中はピンク色ですよね、って・・。

か、くわ、かかかか勝手に見んじゃねえーーーーーーーーーー！！

それにあれはバンドの奴らが置いて行っただけであって
決して俺様が買ったわけじゃねぇぞ！見てねぇとは言わねーけどよ！！

じゃあ師匠はどういうの好きですか？って、まぁそうだな俺様は・・・
って、言えるかアホ！ドアホ！！

ごほん、まぁ、とりあえずだな千夜呼・・・・・里栖には言うな（超土下座

◆ 寂しい部屋

千夜呼が元々住んでたボロアパートが直ったらしい。
これでどこで野宿してやがんだとか心配しなくて良くなったけど
スケルトンいなくなった部屋で一人ちゃんと暮らしていけんのかとか
今までみてぇにマメに俺様んとこに顔出すのかとか新たな心配が出来た。
・・家なんて直んなくてよかったんだよ、うちに住んじまえば良かったんだ。
だけどなんか”心配だ”って言うと誤魔化すし流すし
あんまり心配されんの好きじゃねぇみてーだから言わねぇ。

とりあえず、合鍵くれって言ってみたら普通にくれた。
・・・・お前も俺様の事、家族だって思ってくれてんの？


中は家具ッつー家具なんてほとんどなくて
飾りっけもなんもねぇ、寂しい部屋だった。
カーテンねぇから、夕焼けで部屋が夕焼けで真っ赤。
ガタガタいうちゃぶ台の上に、牛乳ビンに活けた白い花が一輪。
慶オニイチャンと爺ちゃんとで撮った写真が一枚。
そんだけ。

写真に写ってる千夜呼は、もうマジですんげぇいい顔してる。
多分この時だって、家族全員失って周囲からはきつく当たられて
闇はあったはずだけど、きっとこの二人がその闇を照らす光だったんだな。

お茶も出せなくてごめんなさいです、って言って微笑む千夜呼の顔は
笑ってたけどやっぱ、違ってた。
この写真の顔、もうしてくれねぇかな、出来ねぇのかな・・・・。
って思いつつ顔じっと眺めてたら、千夜呼がぽつり呟いた。

「誰の事、見てるの？」

さぁな、って茶を濁したけどあいつは気付いてるはず。



時々泊まりに来ていいかって聞いたら、いいですよって言われたから来る。
オヤジさんいねぇ時は里栖も連れて来ようと思う。
この部屋は寂し過ぎるぜ。
よし、今度ゲーセン行ってなんか可愛いぬいぐるみでも取ってきてやっか。
１個だと里栖がスネるから２個だな、うん。



そういや押入れにゃ何入ってんだろうと思って開けてみたら
馬面マスクがこっち向いて２頭並んでて、超目が合った。
・・・・・俺様がもうちっと心臓弱かったらどうすんだ、殺す気か！！（がくがく
っつって説教しようと思ったら、師匠の押入れの中はピンク色ですよね、って・・・。


か、くわ、かかかか勝手に見んじゃねえーーーーーーーーーー！！

それにあれはバンドの奴らが置いて行っただけであって俺様が買ったわけじゃねぇぞ！

見てねぇとは言わねーけどよ！！！！
じゃあ師匠はどういうのが好きなんですか？って、まぁそうだな俺様は・・・
って、言えるかドアホ！！

ごほん、まぁ、とりあえずだな千夜呼・・・・・里栖には言うな（超土下座

◆ 好き

ちょっちシリアスな話していい？
え、だめ？　だ　が　断　る　。


俺様ね、すげぇ正直なのよ。あコラ、聞き流すんじゃねぇ！
人前であろうが何であろうが里栖に好き好き言ってんの見りゃ分かるだろうけど
好きなもんは好きで、可愛いもんは可愛いだろ？
だからそのまんま口にしてきたわけ、今まで。

そしたらよ、なんか知らねぇうちに俺様、軽薄な奴って烙印押されてて。
今でも意味わかんねぇ、なんでそのまま言っちゃいけねぇのか。
だけど世の中を上手く生きていくために、言わねぇことにした。
男にはともかく、女には好きとか言うのやめた。
人間賢く生きたもん勝ちだからよ・・・こズルい手使っても。
施設にいるとき学んだのはこういう事。


俺様は賢い大人になって（成績とかそういう意味じゃなくてな
幸せな家庭作りてぇの、ガキ産まれたらウゼェって言われるくらい可愛がってやりてぇの。
そんで俺様を捨てたあのオンナに見せ付けてやりてぇの。
お前みたいなロクデナシのアバズレから産まれた俺様だけど
こんなにも幸せな親になれるんだって。
復讐とか馬鹿みてぇだって思うけど・・・・・。
雅臣の家でもらった愛情とか・・・自慢してやりてぇじゃんよ。


自分で言うのもなんだけど里栖とそういう風になることはまず無い。
これ馬鹿でも分かる簡単な方程式。
里栖への愛情って、実はほとんど身内への愛情みたいなもん。
姉、妹、娘、母親、そんな感じ。一生大事にしてぇ愛情。
一回ちゃんとごめんなさいされた時に、恋愛感情はナシにしたもんよ。
でも愛情なんて、なくなんねぇってそんなん。


ふと思いついて、里栖にちゃんと好きって言ってみた。
普段はえーって顔すっけど、真剣に言ったから真剣に返事された。

あたしも好きだよ、だって虎ちゃんはもうずっと家族でしょや？　って。

俺様、家族って言葉に超弱ぇの・・・・。
血の繋がりなんてなくても家族は出来るんだよな。
まぁ夫婦ってそもそも血ぃ繋がってねぇし。


ガキの頃みてぇに言いたいこと言えるんなら、好きっていいたい奴
本当はいっぱいいんだ。まず言わねぇけど。
ただ千夜呼には言っとかねぇと、手遅れになっちまいそうだから
一回だけ言っとくことにした。

お前のことマジアホだと思ってるけど、そんなアホが俺様は好きなんだって。

なんでか分かんねぇけど、泣かれた。
なんでか分かんねぇけど、ちょっち俺様も泣きたくなった。



チャコも師匠のこと、食パンの耳より好きです。　って言われた。
涙が止まらなかった・・・・・・・（時間差攻撃ダメージお察し

◆ 壁なんて壊せばいい

レイン誕生日おめっと。
18っつったら18禁という壁から解放されるよな、とか
真っ先に思ったけど女子相手だからあえて言わなかったのに・・・！
俺様ほんと女子に翻弄されすぎなんだぜーorz
うん、まぁ、俺様は18じゃねぇけど見るから、ＤＶＤ！！！（超笑顔



今日はうちでゲーム大会した。
え、お前ら同じメンツで遊び過ぎだって？
しょうがねーじゃん、俺ら友達少ねぇんだもんよ。
・・・・・言わせるなよ、泣くぜ？

俺様ちょッち疲れたから休憩してたら
里栖と千夜呼が無双ＯＲＯＣＨＩはじめた。

はいはい里栖、馬に乗ってはしゃぎすぎ、可愛すぎ。
千夜呼は５００人斬り達成、躍起になってねぇで大将んとこ行けって。
敵将討ちとりましたが止まらねぇ。

ちなみに大体、好きなキャラ選ばせると決まってきた。

俺　様⇒孫策、風魔小太郎、伊達政宗
里　栖⇒大喬、小喬、お市
千夜呼⇒呂布、織田信長、濃姫


エンディングで信長が小喬の頭ぽむってした時
千夜呼が顔真っ赤にして感涙しながらプルプル震えてた。
そんなに魔王が好きなんかい・・・よく分かんねぇー。
濃姫になりたいらしいけど、色気が足んねぇから無理だと思う。
・・・なんだその目は。
悔しかったら濃姫くれぇ露出度たかいの着こなしてみろや！

・・・・・・・あ、ごめ、本気でやんなくていいから。



里栖を家まで送る途中の道端になんかすげぇ怪しい占い師がいた。
占い好きの里栖が占ってもらう！つってきかねぇから占ってもらった。
こんなん当たるわけねぇじゃん、つーかこいつ超胡散くさくね？！

里栖は

『恋愛に強大な障害が見える、健康面では問題なし。
　卒業後は自分の思う道に進めば必ず明るい未来が開ける』

とか言われてた。
強大な障害ってあれだよな、明らかにオヤジさん？プラス俺様？

俺様は

『夢を追うも良し、現実を生きるも良し。どちらの道にも幸せが訪れる。』

フーーーン、つーか占い師なんて客が喜ぶことしか言わねーんだろ？
所詮客商売、そんなもんだべ。当たんねぇ当たんねぇ。

で、最後に千夜呼みてもらおうとしたら・・・

占い師突然蒼白になって悲鳴あげた。


『ヒイイイ！！あああああんた亡霊にとり憑かれてるよーーー！！！』


走馬灯のようによぎる、千夜呼の奇行の数々・・・・うわあ。
霊媒師だし、あり得すぎるよなこいつの場合。
やべぇ、この占い師ホンモンかも！！
俺様の恋愛運、恋愛運みてーーーー！！？

あ、うん、千夜呼は今度お払い行こうな。

◆ マジで腰を抜かす

夜、部屋でギターを弾いてた。次のライブのための新曲製作。
俺様基本的に洋楽派、だからうちのバンドの曲も英語詞ばっか。
英語話せるわけじゃねぇから、辞書と格闘しつつ。
里栖も千夜呼も邦楽派だから俺様ハブられ気味。
まぁライブは見に来てくれるけどよ、根本的にジャンルが違ぇし
感想聞いたら耳が痛かったって言われた・・・手厳しいぜ・・orz
あと里栖ちっこすぎて客に埋れてよく見えなかったらしい。
誰か！俺様の里栖のために専用台を！！

あーやっぱパンクはイギリスだよなぁ、イギリス行きてぇなぁ。
とか思ってたらケータイが鳴った。
うお、千夜呼じゃん珍しい。


おう、お前今どこいんの？　ああ、境内？
え、マジであれ手に入ったん？！
わかった、降りるからちっと待ってろ。



あれってのは詠唱兵器のギターのこと。
狙ってたんだけどなかなか手に入んなくてよ。
鶴の恩返しならぬ千夜呼の恩返しってか！

あーいたいた千夜・・・ってぎゃああああああ●＊＠△□％◆＃！！？？
お、おま、が、顔面から何から血まみれーーー？！
お前鞭使いなのになんでそんな返り血あびんだよ！
前に出て戦うなって前にも言っ・・・・え、返り血違う？


（ふっと意識が遠くなる俺様）

ちちちちちち千夜呼さん、きみ
顔面が、盛大に、パックリ、逝ってますけど・・・・ナンデスカソレ。

ちょ、マジで、勘弁しろよお前、女子なんだから顔は、顔はっっっ！！！
ガードしろガード、右から左へ受け流せ！
・・・そういえばこいつゲームでもガードしてんの見たことなかったな。
あは、とか良い笑顔してる場合じゃねぇってマジで、母ちゃーーーーーーん？！



手当てすんのに家にあげた。
母ちゃんはビックリして大慌てで救急箱取りに行った。
クソオヤジは一目見て固まって、卒倒した。


女って強ぇな・・・・・・。

◆ 救いの手

腹いっぱい食って、すげぇいい気持ちで寝ちまってた。
目が覚めたらもう日付が変わってた。
相変わらずネコみてぇに俺様の布団で丸まってる千夜呼がいた。
今日は肉いっぱい食って、いっぱい笑ってた。
まるであの時のあの顔、あの声が嘘だったかのように・・・・。

前より痩せた頬に手の甲で触れてみる。
うっすら千夜呼が目を開けた。
悪ぃ、寝てろ、っつったら、また目を閉じた。
また夢の中に落ちていく千夜呼に問いかける。



お前まだ、死ぬの恐くねぇか？　って・・・・。



一日一回、ＲＷで言葉を発してる意図を聞くのが恐ぇ。
どんどん依頼の予約に通りやすくなってくのが恐ぇ。
一度お前が闇に落ちたら、何の手出しも出来ねぇ。
いつか闇に飲み込まれて、帰ってこなくなるかもしれねぇ。

なぁ、いったい誰がお前を救えんの？教えてくれよ・・・。




千夜呼は結局、俺様の問いかけに答えなかった。

◆ 愛しきもの

たまには俺様だってテンション下がることもある。
例えばほら今日みてぇに、俺様を産んで捨てたオンナが
とうとう家までやってきやがった日とかはよ・・・。


会うのは、施設にぶち込まれた日以来。
ガキだったけど、記憶にはこびり付いてる。
頭痛のするキツイ香水の匂い、ケバい化粧、ハデな服。
俺様は自分の顔が嫌いだ、だってこのオンナに少し似てるから。

この間送ってきやがった手紙には、身寄りがなくなったから
俺様を引き取りたいって書いてあったらしい。
俺様は読んでねぇ、里栖が読んで、一緒に燃やしてくれた。

『あら、いい男に育ったじゃない、久しぶりね』
『ちょっと！折角会いに来てやったのに、挨拶も出来ないの？』
『相変わらず可愛げのないガキね』

雑音にしか聞こえない声、いや騒音か。
ああだめだ、俺様ん中がドス黒いモンで支配されていく。
未だ体に残って消えない虐待痕が熱くなる。
このオンナの血が流れてるのかと思うと、自分の体が
あまりにも汚いものに思えて仕方がなくなる。


顔を上げたら、オンナの後ろに夕焼け空と人影が見えた。
誰だ・・・・・・・・・里栖と千夜呼か？
ああそうだ、母ちゃんたちが留守だから、みんなで飯食いに行く約束してたっけ。
悪ぃ、俺様今立ち上がる気力もねぇんだわ。


里栖の表情が一瞬にして怒りに満ちていくのを、まるで他人事みたいに見てた。
そうだ、里栖はあの手紙を読んでる、事情を一番知ってる。
直感だなきっと、あいつはカンがいいから。
千夜呼はその隣でキョトンとしてる。

里栖が声荒げてあのオンナと言い合いしてる。
あの声はマジで怒ってるときの声だ、ありがてぇなぁ俺様のために。
だけどもういいって、お前らは関わんなくて、汚れちまうから。
特に千夜呼、お前はこれ以上人の闇まで背負うな、頼むから。

声は出ねぇけど、やっとの思いで立ち上がって二人を帰そうとしたその時・・




千夜呼がオンナをぶん殴ってた、オンナは吹っ飛ばされて尻餅。




え、どんな力してんのお前・・・しかもグーかよ！
うわ、すげぇ冷たい目、黒千夜呼モードだ。
何が起こったんかわかんねぇってカオで、頬押さえてぼけっとしてたオンナに向かって

千夜呼が吐き捨てるように言った。

「帰りなさい、虎太郎は渡しません。」

絶対零度の声。あれ、俺様初めてちゃんと名前呼ばれた？
つーか母ちゃんかよお前は・・・・はは。
迫力に固まってた里栖が我に返って、家ん中に走っていって何か抱えて出てきた。

「塩！こういう時は塩だべさ！ほら虎ちゃん、遠慮なく撒きなや！とぁー！！！」

里栖が振りかぶって思い切りオンナに塩を投げつける。
そのアクションっつったらもう可愛いのなんのって。リスっつかハムスター？
そんで、キレてるオンナに向かって俺様も投げようとしたら
ピッチャー千夜呼が里栖から塩の入れ物とりあげて、中身一気に全部ぶっかけてた。
やべぇ、こいつら超おもしれぇ。


あのオンナは帰ってった、多分もう来ねぇ。
これで晴れて、今日やっと俺様は”雅臣虎太郎”になれた気がする。
目に涙ためて、よかったねって笑う里栖がすげぇ愛しくて抱き寄せた。
今日は怒られなかった。
千夜呼さん（ちょっとビビる俺様）の手も引っ張ってみた。
いつもよりずっと大人びた顔で夕日を見上げながら、言った。

「…早く行かないと、肉がなくなるでス。」

盛大なヨダレ・・・・・・全部台無しorz
安心しろ、肉がなくなる時それはお前が食い尽くした時だ。
今日は俺様が奢ってやる、めいっぱい食え。

里栖がチャコちゃんなまらかっこよかった、恋しそう！とか言ってる。
俺様⇒情けない。千夜呼⇒カッコイイ。

嫌なフラグ立った、恋のライバル出現ですよ奥さん（誰



うん、サンキュな、お前ら最高。
言ったら二人は、最高の笑顔を返してくれた。


俺が戦う、生きる理由は
愛しい者たちのいる明日が・・・あまりにも愛しすぎるから。

◆ 先見

あまりにも自分のこと書かなさすぎだって言われたんで
バトンもらってきた、あー俺様自分のこと言うの苦手なんだよなぁ。


「あの子のことがもっと知りたいバトン」

●そんな6人にバトンを回す(回す人を最初に書いておく)

　欲しい奴は持ってけ。とりあえず千夜呼は強制な。

●名前は?ニックネームは?

　雅臣虎太郎、虎ちゃんとか師匠とか虎太君とか色々呼ばれる。
　ちなみに虎ちゃんって呼んでいいのは里栖だけ。
　なんで千夜呼が師匠って呼ぶのか、なんの師匠なのかは
　ぶっちゃけ俺様も知らねぇ、教えてくんねぇんだもんよ！

●おいくつですか?

　15、だけど下に見られがちorz

●ご職業は?

　高1。

●ご趣味は?

　趣味って言うとちゃっちいけどバンド、歌うのもギターも好き。

●好きな異性のタイプは?逆に嫌いなタイプは?

　好き：普通に可愛い奴とか、顔じゃなくて。まぁ・・・・色々？
　嫌い：サドな女。なぜなら俺様がサドだから（ほんとよ

●特技は?

　里栖の作り出す創作菓子という名の兵器を完食すること！
　良い子のみんなはマネすんなよ、ポックリ逝くぜ！

●資格何かありますか?

　あると思うか？（威張るな
　16になったら原チャ免許は取る、絶対。　

●悩み何かありますか?

　手のかかるアホがアホ過ぎること。
　ブリーチしすぎて毛根が死にそう。

●お好きな食べ物と嫌いな食べ物は?

　好き：辛いもの、ジャンクフード、カレー（ＮＯＴ キレンジャー
　嫌い：ジンギスカン

●最近の喜怒哀楽を教えてください

　喜：テスト終わったーーー！！！結果？知るか！！
　怒：千夜呼がとんでもないこと言い出しやがった。
　哀：俺様マジで女運ないよね、ね・・・・。
　楽：小羽都家+雅臣家+千夜呼でバーベキューした。
　
●ナンパ．キャッチ．勧誘。声をかけられる種類の比率は?

　0：2：8　つーか逆ナンされてる奴ら、弟子入りさせて。

●今年のクリスマスはどうする予定ですか?

　うちはメリケンの行事ＮＯ！なクソオヤジがいるから
　里栖んとこでまたパーティー予定、千夜呼も誘うつもり。
　え、なに？そのクリスマス＝恋人行事だろみたいな目。

●最近告白されましたか?

　ダイスキです、とは言われたけど
　それはあくまで食い物と同じレベルの話。
　食パンの耳と同レベルな俺様、そろそろマジで泣くぞ。

●好きな漫画は何ですか?

　今更だけど未だに稲中が俺様の中で不動のトップ。
　里栖に借りたハチクロとかラブコンおもろかった。

●最近お気に入りの曲は何ですか?

　ボン・ジョヴィのロスト・ハイウェイとか聞いてる。
　王道だとピストルズ、ラモーンズ、ダムドあたりが好き。

●最近一番キュンとした話を教えてください。

　風呂上り、俺様のＴシャツ＆短パンのアホ。
　いや、これ、卑怯じゃね？普通の男子はキュンとしねぇ？！

●最近の買い物情報を教えてください

　バイト代貯まったんで新しいギター買った。グレッチよグレッチ！
　モノトーンですんげぇかっけーの！俺様の新しい恋人なんだぜー。

●お気に入りのブランドを教えてください

　服？あーーー、適当。

●猫派ですか?犬派ですか?

　どっちも好きだけど、今は犬チャコいるから犬派。

●好きな人はいますか?

　里栖（即答

●貴方が愛する人へ一言

　ＹＯＵ、いい加減諦めちゃいなよ！（ジャニさん？

●回す6人を指名すると同時にその人の他己紹介を簡単にお願いします！

　苦手なんだって、指名とかよ・・・。
　だから無難に千夜呼だけ。他己紹介は、アホ。以上！





卒業後どうするよ、とか将来の夢の話になった。
里栖は結局、まだ大学行くかどうするか悩んでるっぽい。
どっちにしろ自衛隊には入るらしいけど。
こいつは会ってからずーーっと変わってねぇ、大人になったら
オヤジさんと一緒にイーグルで空を飛びたい、って。
そんでオヤジさんと結婚するってキラキラ目で言ってたっけ。
あの時のオヤジさんのデレッデレっぷりったら無かった、エグいぞ。

俺様は出来ればプロ目指してぇの、ミュージシャン。
んでもよ・・・・クソオヤジの跡継いで、趣味で音楽続けんのも
悪かねぇかな、とか思ったりもしてる。
んー・・・恩返し、しなきゃなーなんつって！つって！！
だってよ、あの二人がいなきゃ俺様どうなってたか分かんねーもん。
虐待されて捨てられてボロボロで、みんな死んじまえーくらい荒んでた。
うん、まぁ・・・・まだ考えるけど！

んで、いい返事かえってこねぇの分かってて千夜呼にも聞いてみた。
『特にありませんです』←即答
わぁ、やっぱり★
将来なりてぇもんとかねぇの？！って聞いたら

『空気』

・・・・・・・・・・・・・・orz
もういいよ、お前の考えてることお見通しだよ俺様。
消えても誰にも気付かれないとか誰も悲しまないとか誰にも見えないとか
そういう消滅願望の現われだろこのアホッタレがーーーーーーーー！！！

くっ、空気だって今や金払って手に入れる時代なんだぞ！！
え、それが？ って・・・・・知らねぇよ！！！
せめて可愛くお嫁さん、とか言えよっつったら笑顔消えた。
うわぁ、目が死んでるーー。

超地雷踏んだーーーーーーーーーーー？！

◆ バーベＱ

晩飯、里栖と里栖のオヤジさんと千夜呼とクソオヤジと母ちゃんとで
食おうってことで集まった。
こんな大人数で食うのって、法事とかそういう時ぶり。
まぁたいてい俺様、法事とか欠席だけどな。
誰とも血ぃ繋がってねぇし、嫌な目で見る奴いるからよ。
俺様をそういう目で見るのは一向にかまわねぇけど、母ちゃんはダメ。
・・・・・ついでにクソオヤジもな、ついでだけどよ！
里栖が、血なんて繋がってなくても家族だって言ってくれたの思い出す。
そうだよな、おう。


で、みんなでバーベキュー、今焼いてる。
犬チャコも喜んでる。
そんな中、クソオヤジがぽろっと
二人のどっちか、うちのバカ息子の嫁に来てくれたらなぁ、ってもらした。

一瞬で里栖のオヤジさんの顔が般若化してた。
里栖、笑ってねぇで止めろや！
え、嫁入りなんて絶対ありえないから？・・・・・あ、そう・・orz

ともかく寺の境内で惨劇はやめてオヤジさんっ！え、惨劇に挑め？！
いやいや、ひぐらしはまだ鳴く時期じゃねぇから！
某双子の片割れみたいな狂った笑い方した奴いるけどだめー！
あーでも俺様的に千夜呼は『にぱー★』の子の方がイメージ近ぇ。
うん、超関係ねぇけど！


そんな住職ｖｓ空自隊員を眺めてた母ちゃんが、千夜呼に言った。
「千夜呼ちゃんねぇ、本気でうちの娘になる気ないかしら？」

え、ちょ、それ、娘ってことは養子２号って意味？
千夜呼が俺様の妹になるってこと？
だぁっ！てか誕生日俺様のが後じゃんよ！つことは姉？！
えーーーー・・・・・ちょっと色々、色々俺様困るんだぜー（汗

当の本人は、肉食うのに夢中で聞いてませんでしたスイマセン、って。
うん、お前嘘ヘタすぎ。
色々感慨深くシリアスモードに浸ろうとしたら、なんか臭ぇの。

爽やかな笑顔でジンギスカン焼くなそこの道産子どもーーーーー！！！
俺様だめなのよ、あの匂い・・・・・超苦手なのよ。

そんな里栖のオヤジさんを見てた千夜呼が言った。
『こりすちゃん先輩のお父さん……かっこいいでスー！』
え、お前ああいうのがタイプなの？
話に聞く慶オニイチャンとは全然違うタイプじゃんよ。

慶オニイチャン⇒病弱、細身、物腰柔らか、知的
オヤジさん⇒健康優良、がっちり筋肉質、男くさい、武闘派


・・・オヤジさんと千夜呼が再婚したら・・・・・
・・・・・・・・おもしれーかも・・・・・・うん（特に里栖が
オヤジさんまだまだ若ぇし、俺様から見てもかなりオトコマエだし
勿体ねぇなーって思うんだけど
俺は里栖にしか興味ない、とか危険発言してるし・・・駄目か。

あ、ちょ、待てこらアホ！生焼け食うな！！

◆ 記憶

どうも公園での一件、千夜呼は覚えてねぇらしい。
っていうか、なんかチラホラ記憶飛んでるっポイ。
え、ちょ、俺様のこと覚えてるか？！　あ、そうそう師匠。
んじゃこいつは？！このコロボックル！　そうそう、里栖な。
（写真見せ）じゃあこいつは？あと、こいつとか、こいつは？

・・・・・・・・・わぁ、覚えてねぇの？（爽

そ、そういや慶オニイチャンの一件の時も記憶なくしたんだっけ。
自己防衛機能か・・・・わー参った、俺様お手上げっ！
まぁいっか、俺様のこと覚えてるし、あっはっはーーっと。
知ーーーーらね★

ん、そういや千夜呼の新しい日記帳はあれだ。
どこにもリンク貼ってねぇんだな。
知りたい奴いたら俺様にメールくれりゃ教えるけど
教えたくねぇやつには教えねぇかもよ（笑）