◆ 虎と犬

深夜、なんか急いだほうがいい気がして千夜呼に電話した。
玖凪の伝言はキッチリ伝えたからよ。
つかほんといい奴だなって思った、サンキュ。

俺様、年上の女とあんまりまともに会話したことなかったから
新鮮だったんだぜー・・・・・あ。
いや、レインと里栖のこと忘れてるわけじゃねぇって！
たんに年上に見えねぇっつかそんな感じがしねぇっつか！（墓穴
つーかレインの俺様への感情は、なんでかわいいなんだ。
超納得いかねー（笑）


夕方、ガッコから帰って早風呂してたら
「師匠ーーーーここですかーーー！？」
って千夜呼の声が聞こえてよ、次の瞬間いきなり
風　呂　場　の　窓　　開　け　ら　れ　た　。

キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！？？


覗きはチカンです、チカン、アカン。
これ有名、分かる？お嬢ちゃん。

そんなわけで本日も俺様による説教タイム。
俺様このアホのせいですっかり説教臭くなっちまったぜ。
あ、ちなみに風呂から上がった後の話よ？
流石の俺様も、マッパで女に説教するのは無理。

俺様も一応男よ？もうちっと気にしようよ。ってな事を言ったら
はぁ、って生返事キタコレ。
こんのアマーーーーーーーーーーーーーーー！！！(#ﾟ∀ﾟ)

で、説教はここまでだったんだな。
だって千夜呼の服の中で、なんか動いてんだよ。
オイ何入れてんだって覗いて見たら・・・・え、いや！
違うって、やましい気持ちで覗いたんじゃねぇって！！
こいつガリガリのくせに、ここの辺はそこそこ、とか思ってねぇよ！
違ぇっつってんだろーーーあぁーーーー？！（逆ギレ


うん、でよ、まぁ子犬入ってたわけ、捨て犬。
自分は飼えないけど見捨てるなんて出来なかったから
うちで飼ってもらえないか、お願いしますって、半泣き。
まったく、どっちが捨て犬なんだかわかんねーっつの。

とにかく母ちゃんに聞いてみたら、結構簡単にＯＫでた。
動物好きだもんな、そういや。
ちなみにやっぱりクソオヤジには聞かねぇのが俺様クオリティ。

千夜呼に、いいってよって伝えたら、マジで嬉しそうに笑った。
名前つけてくれ言われたので、考えた。

クソオヤジが虎次郎、俺様が虎太郎。
（どうでもいいがここに引き取られる前は圭だった。
　この名前は俺様にとっても千夜呼にとってもＮＧワード。）

よし、こいつは虎三ろ・・・え、メス？
じゃあ虎子（安直
だーーうるせー！センスねぇとか言うな！！

じゃあチャコにする。
タレ目具合が似てんじゃんよ。


チャコがいれば、マメにこいつうちに来るかな。
里栖はくるよな、あいつ昔っから犬飼いてぇっつってたもんよ。
お前は幸運を呼ぶ天使かい、ジュッテーーｍ・・・いってーーー！
俺様の鼻に噛み付くたぁいい度胸だな・・・。
虎と犬、どっちが強ぇか教えてやんぜ、表でろチャコーー！